壁足上げのデメリットを徹底解説|しびれる理由と安全な対策
「壁足上げはむくみ解消や脚痩せに効果的」と聞くと、ついつい挑戦したくなりますよね。しかし、実際に行ってみると足がしびれる、腰が痛い、冷えを感じるなどのデメリットを体験する人も多いのです。本記事では、壁足上げのデメリットと、しびれや不快感を防ぐ正しい方法を詳しく解説します。
壁足上げの主なデメリット
壁足上げは安全に見えるエクササイズですが、注意すべきポイントがあります。
1. 足のしびれ
足を壁に上げると、血流の急激な変化や神経の圧迫によってしびれを感じることがあります。特に下肢の末端や足首周辺でピリピリする感覚が出やすく、運動不足や立ち仕事の人に多く見られます。
2. 筋肉痛
無理に脚を上げたり長時間行うと、太ももや腰の筋肉に負担がかかり、翌日に筋肉痛が出ることがあります。
3. 腰への負担
姿勢が不適切だと腰椎に負荷がかかり、腰痛を引き起こす可能性があります。腰痛持ちの方は特に注意が必要です。
4. 心臓への負担
足を上げることで血液が心臓に戻りやすくなります。心臓や血圧に問題がある方は、急な体位変化による負担に注意しましょう。
5. 足の冷え
長時間の壁足上げで下肢の血流が滞ると、足先が冷えることがあります。冷え性の方は特に注意が必要です。
6. 転倒のリスク
壁足上げはバランスを保つ必要があります。特に高齢者やバランス感覚が不安定な方は、安定した場所で行わないと転倒の危険があります。
足がしびれる理由を詳しく解説
壁足上げで足がしびれる原因は大きく分けて2つです。
血液循環の急激な変化
足を高く上げることで、重力の影響で血液が心臓へ戻りやすくなります。このとき、下肢の末端では一時的に血液が不足し、足先や足首にしびれやピリピリ感が生じます。
神経への圧迫
壁足上げ中の姿勢が悪いと、腰や脚の神経が圧迫され、しびれや痛みが起こります。長時間同じ姿勢を続けることでも、足裏や膝裏の神経が圧迫されやすくなります。
デメリットを軽減する正しい壁足上げのやり方
- 
時間を短めに
初心者は1回3〜5分から始め、体が慣れるにつれて時間を延ばします。 - 
姿勢を意識する
腰を浮かせず、背中を床に密着させることで腰への負担を軽減。 - 
足の角度を調整
足を完全に壁に直角で付けるのではなく、軽く角度をつけることで神経圧迫を避けます。 - 
血流を促す
しびれを感じたら、足を軽く動かしたり屈伸して血流を改善します。 - 
安定した場所で実施
ベッドやソファなど、滑りにくく安全な場所で行うことが大切です。 
まとめ
壁足上げはむくみ解消やリラックス効果が高いエクササイズですが、足のしびれ、筋肉痛、腰痛、冷え、心臓負担、転倒などのデメリットがあることを理解して行う必要があります。正しい姿勢と時間、環境に注意しながら行うことで、安全に効果を得ることが可能です。