夜に聞こえる「チチチ」「キーキー」という高い音の正体は?ネズミとコウモリの鳴き声の見分け方
静まり返った夜の室内や天井裏から、突如として聞こえてくる「チチチッ」という鋭い音や「キーキー」という高い鳴き声。
「もしかして、うちに何か住み着いている…?」と不安で眠れなくなってしまいますよね。実は、夜間に家の中で聞こえる高い音の正体は、その多くが**「ネズミ」か「コウモリ」**のどちらかです。
両者はどちらも夜行性で鳴き声も似ていますが、その正体を正しく突き止めなければ、効果的な対策を打つことはできません。この記事では、プロも実践する「鳴き声の特徴」による見分け方と、場所や時間帯から判断する具体的なチェックポイントを詳しく解説します。
「チチチ」「キーキー」正体はどっち?鳴き声の特徴を比較
音だけで正体を判断するのは難しいと思われがちですが、耳を澄ませてみると微妙な違いに気づくはずです。
ネズミの鳴き声:短く鋭い「チチチッ」
ネズミ(特に家の中に住み着くドブネズミやクマネズミ)は、仲間とのコミュニケーションや威嚇のために高い声を出します。
聞こえ方:「チチチッ」「キュッキュッ」「キィーッ」
特徴:非常に短く断続的。興奮しているときや、複数のネズミが争っているときによく聞こえます。また、鳴き声だけでなく「ガサガサ」「ドタドタ」という足音がセットで聞こえる場合は、ネズミの可能性が非常に高いです。
コウモリの鳴き声:金属的な「キーキー」「チチチ」
日本で民家に住み着くのは主に「アブラコウモリ(家コウモリ)」です。
聞こえ方:「キーキー」「チチチチ」
特徴:ネズミよりもさらに周波数が高く、金属が擦れるような鋭い音が連続して聞こえるのが特徴です。コウモリは超音波で物を確認しますが、稀に人間にも聞こえる可聴域の声を出します。
鳴き声以外の「3つのチェックポイント」で見分ける
鳴き声だけでは自信が持てないときは、以下の状況証拠を確認しましょう。
1. 音が聞こえる「場所」はどこか?
ネズミの場合:天井裏だけでなく、壁の中、床下、さらにはキッチンやパントリーなど「食べ物がある場所」の近くで音がします。
コウモリの場合:主に屋根の隙間、瓦の下、戸袋(雨戸の収納場所)、換気口の周辺など、「外とつながっている高い場所」に潜んでいます。室内を走り回ることはまずありません。
2. 音が聞こえる「時間帯」はいつか?
ネズミの場合:一晩中活動しますが、特に人間が寝静まった深夜に活発に動き回り、足音や鳴き声を響かせます。
コウモリの場合:夕方の「日没直後」と、明け方の「日の出前」に最も騒がしくなります。これは、餌を求めて外へ飛び出すタイミングと、巣に戻ってくるタイミングだからです。
3. 「足音」や「気配」があるか?
ネズミの場合:重みのある「タタタッ」という足音や、柱をかじる「ガリガリ」という音が聞こえます。
コウモリの場合:足音はほとんど聞こえません。その代わり、狭い隙間で羽をバタつかせる「カサカサッ」という軽い音が聞こえることがあります。
放置厳禁!ネズミとコウモリがもたらすリスクの違い
どちらが住み着いているにせよ、早急な対策が必要です。しかし、抱えるリスクには違いがあります。
ネズミのリスク:電気配線をかじって「火災」を引き起こす、食中毒の原因菌を撒き散らす、ダニやノミを発生させる。
コウモリのリスク:同じ場所に溜まる「糞(フン)」による悪臭、建材の腐食、アレルギーを引き起こす菌の飛散。
特に注意したいのが、コウモリは法律(鳥獣保護管理法)で守られているという点です。許可なく殺傷したり捕獲したりすることは禁止されているため、対策は「追い出し」が基本となります。
失敗しないための初期対策と代用法
正体がわかったら、まずは以下の対策を試してみましょう。
ネズミ対策:市販の粘着シートや、ネズミが嫌うハッカ油・トウガラシ成分の忌避剤を設置します。隙間を塞ぐときは、かじられないように「金網」や「パテ」を使いましょう。
コウモリ対策:コウモリはハッカの香りを嫌います。夕方の外出時を狙って、換気口や戸袋にコウモリ専用の忌避スプレーを噴射するのが効果的です。
共通の代用品:強力な「LEDライト」で照らすのも有効です。どちらの動物も暗闇を好むため、一時的に光を当てることで不快感を与え、追い出すきっかけを作ることができます。
まとめ:夜の異音は早めの特定が解決の近道
夜に聞こえる「チチチ」「キーキー」という音。
「足音」がして「深夜」に響くならネズミ
「高い場所」から「夕方・明け方」に聞こえるならコウモリ
この法則を覚えておくだけで、冷静に状況を判断できるはずです。正体がわかれば、ホームセンターやドラッグストアで適切な対策グッズを選ぶことができます。
もし、自分での対策に限界を感じたり、音がひどくなる一方であれば、被害が拡大する前に専門の駆除業者に無料調査を依頼することをおすすめします。静かで安心な夜を取り戻すために、まずは第一歩を踏み出してみましょう。