クロネコDM便の廃止と「ゆうメール」への移行ガイド:発送コストを抑える新戦略


「長年使っていたクロネコDM便がなくなって困っている」「代わりの配送手段はどうすればいい?」と、発送業務の転換期に頭を悩ませている担当者の方は多いのではないでしょうか。ヤマト運輸のクロネコDM便が終了し、日本郵便のネットワークを活用した新サービスへ移行する中で、多くの企業が**「ゆうメール」への乗り換え**を検討しています。

しかし、単に切り替えるだけでは、これまでのコスト感を維持できない可能性があります。そこで重要になるのが、日本郵便と結ぶ**「特約運賃」**の交渉です。

この記事では、クロネコDM便終了に伴う変更点から、ゆうメールへ乗り換えるメリット、そして郵便局から格安の特約運賃を引き出すための具体的な交渉術まで、実務に直結する情報を詳しく解説します。


クロネコDM便終了の背景と現状

ヤマト運輸は、カタログやパンフレットなどの非信書を送る「クロネコDM便」のサービスを終了しました。これに代わるサービスとして、ヤマト運輸が荷物を預かり、日本郵便の配送網で届ける「クロネコゆうメール」などが登場していますが、発送側としては**「直接、日本郵便のゆうメール特約を結んだ方が安いのではないか?」**という疑問が生じます。

結論から言えば、発送通数や形状によっては、日本郵便と直接「特約」を契約する方が、中間コストを抑えられ、配送スピードや柔軟性の面で有利になるケースが多くあります。


ゆうメールへ乗り換える3つの大きなメリット

クロネコDM便からゆうメール(特に特約契約)へ移行することで得られるメリットは、コスト面だけではありません。

1. 配達網の信頼性と網羅性

日本郵便の最大の強みは、全国津々浦々を網羅する全戸配布のネットワークです。クロネコDM便では届きにくかった過疎地や離島、集合住宅などへも、郵便局員が確実に届けます。これにより、DMの到達率(着地率)向上が期待できます。

2. 「転送サービス」の活用

ゆうメールには、受取人が転居していた場合に新住所へ無料で転送してくれる「転送不要」の指定をしない限り、郵便局の転送網に乗るという強みがあります(※特約の内容による)。顧客データの更新が遅れている場合でも、大切なカタログを届けるチャンスを逃しません。

3. 決済と事務作業の集約

すでに請求書などの送付で日本郵便を利用している場合、発送窓口を一本化することで、料金後納の支払いや集荷の手配を一括管理できます。複数の配送業者を使い分ける事務負担が軽減され、オペレーションの効率化につながります。


成功率を高める!ゆうメール特約運賃の交渉ポイント

「特約は高い」と思い込んでいませんか?交渉のやり方次第で、クロネコDM便と同等、あるいはそれ以下の単価を引き出すことは可能です。交渉時に準備すべき**「4つの武器」**を紹介します。

① 年間の発送ボリュームを「最大値」で提示する

郵便局の担当者が最も重視するのは「年間で何通出すか」です。単発のキャンペーンだけでなく、年間を通した定期的な発送予定(カタログ、会報誌、サンクスカードなど)を合算し、ボリュームを大きく見せることで、一段階上の割引ランクを狙えます。

② 郵便番号ごとの「バルク区分」を提案する

郵便局側の作業負担を減らす提案は、割引の強力なフックになります。「郵便番号の上3桁(または5桁)ごとに仕分けた状態で納品する(バルク処理)」ことを条件にすれば、さらなる単価ダウンの交渉がスムーズに進みます。

③ 形状と重量の固定化

「厚さ2cm以内、A4サイズ、重量100g以内」など、荷物のスペックを一定に揃えることで、機械処理の効率が上がります。バラバラのサイズで出すよりも、定型化された荷物の方が、郵便局側も安い見積もりを出しやすくなります。

④ 競合他社の見積もりを「参考」として活用する

「これまではクロネコDM便を単価〇〇円で利用していた」という実績や、他社のメール便サービスの見積もりを正直に伝えましょう。郵便局側も顧客獲得のために、柔軟に対応してくれるケースが増えています。


ゆうメール特約へ切り替える際の注意点

乗り換えをスムーズに進めるために、以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

  • 信書の同封制限: ゆうメールは「荷物」扱いです。請求書や特定の個人に向けた手紙は入れられません。ただし、内容物に関連する「無封の添え状」などは認められるため、文面を工夫する必要があります。

  • 内容物の確認窓: 特約を結ぶ場合でも、中身が確認できる「切り欠き」や「透明窓」付きの封筒、あるいはサンプル提示が必要です。

  • リードタイムの確認: 一般的なゆうメールは、土日祝日の配達が行われない場合があります。お急ぎの荷物が多い場合は、配達日指定や速達オプションの活用、または「ゆうパケット」への格安特約への切り替えも視野に入れましょう。


まとめ:配送コストの「最適化」は今が絶好のチャンス

クロネコDM便の終了は、一見すると手間のかかる変更に見えますが、実は発送コストを根本から見直す絶好の機会でもあります。

日本郵便のゆうメール特約を味方につければ、全国への確実な配送と、大幅なコスト削減を両立することが可能です。まずは、現在の発送通数とサイズを整理し、最寄りの大きな郵便局(地域区分局や統括局)の渉外担当者にコンタクトを取ってみることから始めましょう。


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